ご意見・ご質問と回答

皆さまから多くいただくご意見・ご質問に回答させていただきます。

Q1
3ヶ月で病院を出されてしまうのはなぜ?
Q2
「子ども貧困対策法」とはどういった法律ですか?
Q3
以前は病院内で薬をもらっていたのに、調剤薬局が増えたのはなぜ?
Q4
先発医薬品と後発医薬品の違いは何ですか?
Q5
高齢化社会が進むなか、医療費の削減は本当に可能なのでしょうか?
Q6
現状の在宅療養を取り巻く現状を教えてください。
Q7
救急搬送のたらいまわしはなぜ起きるのですか?

3ヶ月で病院を出されてしまうのはなぜ?

入院をしていて3ヶ月たつと退院させられた経験はありませんか?多くの患者さんが長期入院すると、緊急かつ重大な医療行為を必要としている方々が入院できなくなります。高齢者を対象にして長期入院をさせ、長期安定収入を得ようと利益重視の病院も増えてしまいます。それを防ぐために3ヶ月を過ぎた時点で保険点数が極端に下がるように定められています。また、国として高齢化社会に伴う医療費増大を抑制しようとする動きもあります。その一方で、本当に医療を必要としている人も3ヶ月経過時点で退院を迫られる事案が発生するようになりました。

「子ども貧困対策法」とはどういった法律ですか?

日本は世界的にとても裕福な国となりましたが、子どもの貧しさは先進国の中で最下位です。母子家庭の8人に1人の子どもは、母親が正社員になれず、やっと生活をしている状況です。勤労年収は平均149万円というのが現実です。そのため、健康保険料が払えず失効してしまい病院へ行くこともできず、その上、未来ある子どもは進学を諦め中卒で就業しても正規雇用されず、負の連鎖が止まらない現状にあります。それをなんとか食い止めるための法案です。

以前は病院内で薬をもらっていたのに、調剤薬局が増えたのはなぜ?

病気や怪我などで医師の診察を受けた際に、病院・診療所でお薬をもらう代わりに、「院外処方せん」をもらう方式のことを「医薬分業」といいます。医師と薬剤師がそれぞれの専門性をより良く発揮し、医療全体の質の向上をはかることが目的です。より正確な調剤、投薬ができるといったメリットがありますが、診療の後に処方薬をもらうために調剤薬局を訪れますので、患者さんにとっては二度手間になるといったデメリットがあることも否めません。

先発医薬品と後発医薬品の違いは何ですか?

「医療用医薬品」は、先発医薬品と後発医薬品とに分かれていて、後発医薬品はジェネリック医薬品とも呼ばれています。先発医薬品(新薬)は、医薬品メーカーによって独占的に製造・販売できる特許期間等があります。しかし、その特許期間等が終わると、有効成分や製法等は国民共有の財産となり、厚生労働大臣の承認を得れば、他の医薬品メーカーでも製造・販売することができるようになります。先発医薬品の特許等の期間満了後に販売される医薬品がジェネリック医薬品です。先発医薬品(新薬)の開発には、9~17年程度の長い期間と数百億円もの投資が必要といわれておりますが、ジェネリック医薬品の開発には、期間が新薬ほどかからず、費用も少なくすむため、薬の価格も安くなっています。

高齢化社会が進むなか、医療費の削減は本当に可能なのでしょうか?

ひとことで言えば既得権を打破して構造改革できれば、医療費は削減できる可能性はあります。予算で医療費を注ぎ込めば注ぎ込むほど地域の格差が広がる要因がでてくるので、基盤から構造改革ができれば削減は可能になります。しかしそれが出来なければ、たとえ増税を繰り返しても、2025年には団塊世代が後期高齢者に入り医療費は増えていく一方になってしまいます。

現状の在宅療養を取り巻く現状を教えてください。

国は数年前から診療報酬で在宅医療を薦めており、在宅で療養している方々が介護保険とも関わりながら療養していますが地域間格差が広がる一方であり、診療報酬で医療機関側に恩恵を付けてしまったために効率のよい都市部ばかり在宅医が増えてしまい、実際に病院まで通うのに距離のある地域ではなかなか在宅療養できる環境が整っていないのが現状です。単純に在宅医を増やしても、在宅環境自体が整わなければ在宅療養が成されないので、在宅療養を薦めるために診療報酬や介護報酬を上げても全ての地域にまんべんなく在宅療養が広がることは難しいという現状です。

救急搬送のたらいまわしはなぜ起きるのですか?

病院は自治体病院改革でベッド稼働率を重視する政策で、稼働率が低いと診療所への格下げなどになってしまいます。ベッドをある程度稼働させるということは、いざという時に満床という可能性もあり、近くの病院に行きたくても入院できない要因となっています。もうひとつは、休日・夜間は専門医がすべて揃っている病院が少ないので、例えば交通事故で搬送される方は重複した外傷がある可能性があるので、医師偏在のなか一人の医師だけでは対応できないこともあります。夜間救急の医師体制が整わないために救急搬送を断るケースが多くなっていることも事実です。